お正月の「してはいけない事」知っていますか?
お正月には、昔から
「してはいけない事」が
いくつか言い伝えられてきました。
親から教わった人もいれば、
大人になってから
初めて聞いたという人もいると思います。
例えば――
・元旦に掃除をしない
福を掃き出すと言われていました。
本当は「年のはじめくらい家事を休み、静かに過ごす日」という意味だったそうです。
・元旦にお金を使わない
一年お金が出ていくと言われていました。
お金の話というより、慌てずに年を迎えるための考え方。
・刃物を使わない
縁を切ることを連想するため。
昔はおせちを作り置きして、元旦は料理を控える家庭も多かったそうです。
・洗濯や水仕事を控える
水仕事を減らし、神様を迎えた家で静かに過ごすため。
今の暮らしでは、
正直どれも全部守るのは難しいですよね。
お客様が来れば掃除もしますし、
元旦から支払いが必要なこともあります。
だから
古い、意味がない、で終わらせるのではなく
「そんな暮らしの知恵があった」
と知るだけでもいいのかなと思います。
これらの言い伝えは、
禁止するためのものではなく、
年のはじめくらい
少し立ち止まって
慌てず、動きすぎず
暮らしを整えて始めよう
そんな昔の人の想いが
込められていたのだと感じます。
お正月に花が大切にされてきたのも、
同じ理由だと思っています。
花は
掃除や料理のように
何かをしなくてもいい。
ただ、そこにあるだけで
空間と気持ちを
静かに整えてくれる存在。
意味や縁起だけでなく、
見てホッとする
気持ちが落ち着く
家の空気がやわらぐ
そんな役割を
花は担ってきました。
今の暮らしに合うお正月は、
形式や決まりに
とらわれすぎなくてもいい。
派手じゃなくても、
伝統的でなくても、
自分や家族が
少し落ち着くものを選ぶ。
花の意味だけでなく、
暮らしを整える存在として
花を迎える。
それも、
今のお正月の過ごし方の
ひとつだと思います。

